一次取得層は世界のトレンドを意識している
インスタグラムが2010年10月にリリースされ、世界の様々な情報が画像と共に簡単に手に入るようになって15年経ちました。その頃から、海外のトレンドを気にする若者も増加していて、若者が大好きなブランド第一位がユニクロだった2000年初頭から、韓流アイドルが身につけているブランド品が売れる時代へと変化してきました。そしてインテリア・建築業界では、IKEAが2006年船橋にオープンし海外のインテリアデザインが身近になり、その後北欧ブームへと発展していきます。
これらを踏まえますと、世界のトレンドを全く意識せずに開発・提案される住宅商品は一次取得層の気持ちをつかみずらいものになる可能性があります。ここ10年ほどの住設メーカーさんの商品は海外のトレンドを上手に取りいれたデザイン性の高いもになって参りました。にもかかわらずそれらが収まる住宅のデザイン性が低ければお客様の満足度は下がってしまうでしょう。
あるコラムに「これからはカジュアルな物からエレガンスな物が求められるようになる」と書かれておりましたが私も同感です。世界のトレンドが一次取得層に求められる住宅を開発する際のエビデンスに十分なりうるのです。