外観と内装
20年以上前にイタリアで20万円程度のメルセデスベンツ190Eを購入して乗っていました。日本では小ベンツと揶揄されていましたが、ボディー剛性も高く小回りがきき内装がエレガントで上質な、いわゆるコスパの良い素晴らしい車でした。
190Eが発売された1982年は、奇しくも私の大好きなリトラクタブルの二代目プレリュードが登場した年でもあります。ただし、記憶に間違いがなければその頃のホンダはボディー剛性が...なんて言われており、内装に関しては、個人的には叔母が乗っていた初代シビックの方が記憶に残っています。
今思えば、その差異は住宅やそれに伴う景観への配慮などに対する日本と欧州の考え方の違いと同じで外観重視な日本の住宅トレンドに現れていて、そしてApple社に代表される普遍的な美への探究を行ってきた海外の企業に日本が遅れをとる結果となった気がしてなりません。昔から持っている洋服や靴、時計などを今でも身につけられる、私はそのようなオーセンティックな住宅を広めていきたいと思っています。
*あの頃のホンダが歴史のある欧州車が持つ「顔」を確立しようとしていた事は十分承知してますし、やっぱりプレリュードは今でも色気のある素敵な車で大好きです。