数年にわたるコロナウイルスの感染被害もようやく落ち着き、やっと以前の生活に戻ったと感じています。暗雲が漂い重苦しい雰囲気に包まれていた当時から一転して、海外からはたくさんの旅行客が押し寄せ公共交通機関や観光地には人があふれかえり、明るく開放的な空気感が日本中に広がったと思います。そのような外的要因に感化されたのか、仕事に役立つ資格を取ろうと勉強を始めたり、25年ぶりにバイクを購入してツーリングや整備を楽しんだりと、新しいことに取り組み始めました。
新しいことをし始めると必ず付きまとうのが、新たな「負荷」、つまりちょっとした苦しみです。今までの知識や経験ではすんなり解決できない問題が、大小立ちはだかってきます。年を取ると、記憶力や、体力の衰えから若いころであれば小さな壁だったものが、すこし大きな壁に見えてしまうようです。それで「超えたい」と思ってあきらめず取り組んでいるのは、それを超えられた時の喜びが何事にも代えがたいからと知っているからです。そして、この超えた壁の数の多さがその人の魅力や信頼につながっていて、とすると生きている間その営みをし続けるべきなのでしょう。先日、you tubeで60歳から本格的に英語の勉強を始めて、65歳でTOEIC900点越えをされた方へのインタビューを視聴しました。なんとも生き生きとした魅力的な方で、私もそのように成長したいと思いました。
仕事においても同じで、新しい取り組みには負荷がかかり、様々な問題を乗り越えなければなりません。拒否反応が出て知らず知らずに否定的になっている場合もあり、その際に下した答えやご提案は魅力的ではない場合が多いと感じます。そのようにならない様、常に自らを戒めていきたいと思っています。
アークスタイルでは今年、新たな取り組みをしたいと考えています。それは、建築を学ばれている学生さん向けに、注文住宅や私達ビルダーのことををもっと深く知って頂くきっかけとなるような住宅設計コンペの開催です。
アークスタイルでは10年に渡り、住宅デザインコンテスト「ジャパンデザイナーズハウスアワード」を開催しておりますがご応募いただく住宅のデザインが毎年進化を遂げていて、私も大変驚いています。この皆様のデザイン力の高さを学生の方々に知って頂きたい、そして皆様のところで働いてみたいと感じて欲しいと思い、コンペの開催を思いつきました。審査員として皆様にもご参加頂き、盛り上げて参りたいと思います。詳細は追ってご報告させて頂きますが、是非皆様のお力をお貸しください。
アークスタイルパートナーの皆様と共に更に成長し、そして注文住宅の良さをもっと広めていきたいと思います。
本年も、どうぞ宜しくお願いします。