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社長就任のご挨拶(納得スタイルホームのパートナー様へ)

私は今年で48歳になり仕事に就いて約30年間ほど経ちますが、いろいろと経験をしてきた中で、こだわっていきたいと思うことがあります。

まず一つ目が「ものづくり」です。20代に数年間ですがものづくりに携わってきました。最初の仕事は塗装工で、その時に町場(住宅)と野丁場(ビルなど)の仕事の両方をしましたが、全く異なる二つの感覚を覚えます。一つは町場の仕事でお施主様とのコミュニケーションがあり、そして私達に感謝のお言葉をかけて頂いた時の「喜び」、もう一つは、野丁場で先輩親方(当時50~60代)が、ゼネコンの監督に全くリスペクトを感じられない機械のような使われ方をされていた時の「悔しさ」です。

その後、椅子張り工場で仕事をしましたが、その時には塗装工時代の町場と違い、お使いになる方々と職人さんとの接点が全くないことをとても残念に思いました。また、その工場の営業さんが大手メーカーからの下請けに対する重圧に耐え必死に仕事を取ってこようとする姿を見て、職人さんだけでものづくりが成り立っているわけではないことに気づかされます。

私はこの経験を通じて、あるモノづくりに関わる全ての方々が対等であることが重要で、まず自分からそのような気持ちで臨んでいこう、そしてものづくりを沢山の方に知っていただけるよう伝えていかなければと考えるようになりました。本来「良いもの」とはそのような健全な環境の中からこそ生まれてくるものだと思っています。ですので、私のこだわりたい「ものづくり」とは技術面やデザイン性だけではなく環境面も優れていなければなりません。このような関係の中でのものづくりは、大手メーカーでは難しいことだと思います。

二つ目が地域(地方)の活性化です。イタリアに行ってからさまざまなものづくりの現場を見てきましたが、そこで驚いたことは、本当に小さな町が世界に発信している産業を持ち、その住人が町を愛し美化に努め活きいきと暮らしていることです。イタリアに行く前から南北に長い日本の多種多様な風土、そこでの様々な暮らし方に興味がありましたが、イタリアに行きたくさんの町を訪れ感じたことで故郷への想いも深まり、また東京至上主義的な感覚への違和感もかなり大きくなりはじめたことで、人々と風景が美しくつながり活きいきと暮らせる地域・町を増やしていきたいと強く思うようになりました。

そのような中、納得スタイルホームに入社し、間接的ながら家創りに携わり納得そしてパートナー様の家づくりを目の当たりにして、ひょっとすると家創りが地域の活性化に及ぼす影響はかなり高いのでは感じています。「ものづくり」「地場産業・雇用」「家族」「暮らし」「美しい風景」など、地域活性化に関係の深いキーワードがまさに工務店様・ハウスビルダー様のそれと重なっていることがそれを裏付ける証です。ですので、納得スタイルホームでパートナー様、地域の工務店様・ハウスビルダー様と共にお家創りに携われるこの仕事は天職だと思うようになりました。

前述二点の私のこだわりは、納得スタイルホームのパートナー様と共に、良い関係・環境で生まれる、家族の心の拠り所となる家を地域でたくさん建てさせて頂くことに邁進することと同義で、またパートナー様のお役に立ちたいと思うゆるぎないモチベーションにもなっています。

至らぬ部分が多々あるかと思いますが、ぜひ「仲間」として厳しくご指導いただけますと幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いします。

納得スタイルホーム株式会社

代表取締役 星野 貴久

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